ぶつかり合う大義と欲望、今度は戦争だ!
鷲尾の血統のみ一家長を継承できる世襲制組織、内藤新宿一家。舎弟頭である金丸友紀は、12代目総長・鷲尾軍司(小沢仁志)を計略の下に排除し、これまで闇に葬られてきた義兄弟、鷲尾清春(小沢和義)を真の12代目として立たせるその宿命と大義の為に、なんと内藤新宿一家を炎で覆い尽くし自らも焼身自殺の末路を遂げるのだった。
金丸と鷲尾清春――。青春期に血の約束を交わし、清春を海外へと逃亡させた金丸。清春はそこで数々の死闘を潜り抜け、超人的な戦闘能力を有する侠へと成長していた。
他方、舎弟頭補佐・零時(山口祥行)は、鷲尾大河(落合晴音)を13代目として推挙し立て直しを図るが、長期服役を終えムショから出所した内藤新宿一家元舎弟・大神秀義(冨家規政)により、事態の悪化は加速度を増していく!!
また同僚への暴行で失職したかに思われた秋葉真一(本宮泰風)も、警視庁内部局警視正である相川(中野英雄)らの指示の下、大河派に加わり本流への回帰を支援するのだった。
これにより内藤新宿一家は鷲尾大河(落合晴音)を13代目として推挙する土岐零時(山口祥行)一派、清春を立たせて歴史を塗り替えようとする司馬(井田國彦)一派、そして大神一派、また関東の混乱の機を見て、謀略を巡らせる関西勢力の難波会と、修復不能な乱戦に突入していくのだった!